nanofactory新製品情報3

TKK 3850形 更新車(横浜製作所タイプ)
組立説明書:http://nanofactory-models.com/Instructions/tkk3850.pdf

3850形

TKK3850形は、1952年~1953年の間に、
川崎車輌製5両・東急横浜製作所製12両の計17両が制御付随車として製造されました。
旧3000系列の新製形式としては本形式が最後の製造となっています。

 この当時、まとまった数の制御付随車が量産された背景には、
1500Vへの昇圧で電動車出力が向上したことにより、
電動車よりも付随車による輸送力増強が求められたという事情があります。
そのため、電動車の3450形と組み合わせて使用されました。

その後、1973年頃より更新工事が開始され、
3450形同様窓寸法の拡大やアルミサッシ化が行われましたが、
本形式ではさらに進んで、張り上げ屋根化・ライトケース新設といった工事メニューが加わりました。特に前頭部の張り上げ屋根姿は斬新で、
つるっとしたオデコにライトグリーンの色合いもあって”海坊主”と呼ばれ親しまれました。
これを気に入ったかどうかは不明ですが、
その後の3500形・3650形の更新時にも”海坊主”姿が反映されることになりました。

nano factoryでは、この名旧型車のモデル化にあたり、
多数派の横浜製作所製クハ3855~3866より更新工事を受けた晩年の姿を選定し、
3Dプリントにて皆様にご提供いたします。

横浜製作所製特有のYS-T1台車や前面貫通扉上のヘッダーが無い姿も作り分けています。

IMG_7769

ボディを組み立てて、サーフェイサーのみを吹いた状態です。
このほうが細かなディテールもよくわかると思います。
アクリルUltra modeでの出力です。

つるっとした海坊主オデコもしっかり再現できているかと思います。
3450形と違って17mに延長された車体に合わせ、窓間隔もわずかに広くなっている点も再現。

張り上げ屋根のため、前面・妻面と側板との接合部は継目が目立つので、
パテなどを盛って継目を消すと見栄えが良くなります。

こちらはYS-T1台車です。

IMG_7780

こちらもサーフェイサーのみを吹き付けた状態です。
Ultra modeでもディテール十分で、非常によくできています。

唯一無二の形態といってもいい側梁の大胆な肉抜きや、
軸箱上部の2連コイル軸ばねも併せて、素晴らしいプロポーションでご提供します。

両抱きの踏面ブレーキ装置は引っ掛けて破損させやすいので、取り扱いには十分ご注意ください。

出力状態はこのようになっています。

IMG_7753

こちらは試作品で、出品状態とは少々部品配置が異なります。
出品の製品はATS受信器や台車中心ピンを床板と切り離してお届けいたします。

ボディや屋根板・床板には多少反りが生じていますが、
この程度であれば組立の段階でほぼ矯正されます。

反りが強烈な場合は、60℃程度の熱湯にさらして丁寧に手で矯正してあげると反りが治ります。
但しやけどには十分ご注意ください。

実際はこのように大多数のパーツが切り離されてお届けされるかと思います。

キャプチャ3

さて、3850形はクハしか存在しないため、
単体で販売して需要があるか正直ちょっとわかりません。
しかし、今後発売を予定している各種旧3000系列や
既存の他社製品との組み合わせも可能だと思いますので、
これを機にご購入いただければ幸いです。

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